先日、佐賀県で開催されている有田陶器市に行ってきました。
有田陶器市へ行くのは、今回で3度目です。
最近コーヒーにハマっていることもあり、今回はお気に入りのコーヒーカップを探すのを楽しみにしていました。
会場を歩き回りながら悩みに悩んで、今回連れて帰ってきたのは、カップ&ソーサーを2客、マグカップ、小皿、そしてガチャガチャで引き当てた骸骨の箸置き。
どれもとても素敵な焼き物で、陶器市ならではの運命的な出会いでした。
今回は、そんな戦利品たちを紹介したいと思います。

元工房 マグカップ

大きめのマグカップは、佐賀県背振にある元工房 小川洋子さんの作品です。
土の素材感をそのまま残したような無骨な質感に惹かれました。
一方で、描かれた植物の図柄には柔らかさもあり、荒々しさと温かみが同居しているところがお気に入りです。
容量もたっぷり入るので、深夜に作曲をするときや、ブログを書きながらカフェオレを飲む時間によく使っています。
黒牟田焼・丸田宣政窯 コーヒー碗(流しがけ)

白いカップ&ソーサーは、佐賀県武雄市にある黒牟田焼・丸田宣政窯の作品です。
白地に入った茶色の模様がどこかレトロで可愛らしく、コーヒーだけでなく、おやつの時間にもよく使っています。
流しがけという技法で入れられた茶色い模様はよく見ると一色ではなく緑や青など複雑な色味をしていて、ぱっと見たときのポップさと近くで見たときの複雑さのギャップが気に入っています。
次に紹介するもう1客のカップ&ソーサーとは雰囲気が正反対で、並べたときの対比もお気に入りのポイントです。
黒牟田焼・丸田宣政窯 コーヒー碗(刷毛目)

青黒いカップ&ソーサーは、先ほど紹介したものと同じく、黒牟田焼・丸田宣政窯の作品です。
今回購入した器の中で、一番のお気に入りがこちらでした。
重厚な存在感を放つ深い青のグラデーション。
刷毛目によって刻まれた波のような紋様。
思わず時間を忘れて眺めてしまうような、不思議な魅力があります。
見た目にはかなり重厚感がありますが、実際に使ってみると重すぎることはなく、重量バランスも良いため普段使いしやすい点も気に入っています。
丸田宣政窯は約400年続く歴史ある窯元とのことですが、作品としての美しさと実用性が高いレベルで両立していることにも納得しました。
伝統的な窯元の器には、「品質は素晴らしいけれど、デザインが渋すぎて日常には取り入れにくい」というイメージを持っていたのですが、その印象を覆してくれたのがこの作品です。
店の奥の棚に置かれていたこの器を遠目に見た瞬間、強く惹かれるものを感じ、気づけば手に取っていました。
夜、静かに眠りへ沈んでいく前の一杯に使いたくなる、お気に入りのカップ&ソーサーです。
窯元不明 青い小皿

青い小皿は、閉場間際に駆け込みで購入した器です。
時間ギリギリで慌てていたこともあり、どこの窯元の作品だったのかを控え忘れてしまいました。
それでも、深い青色の釉薬がどうしても気になって、気づけば手に取っていました。
海を思わせる青色の器はよく見かけますが、この小皿には少し違った魅力を感じました。
青から白、そして黒へ向かっていくグラデーションが、飛行機から見下ろした空や、宇宙の手前にある成層圏の青のようにも見えて、強く惹かれたのを覚えています。
テーブルに置くだけでも青色がアクセントになってくれるので、コーヒータイムに焼き菓子を添える小皿としてよく使っています。
大友窯SKULL 骸骨の箸置き

骸骨の箸置きは、大友窯SKULLさんの作品です。
陶器市では珍しくガチャガチャが設置されていて、気になって試しに回してみたところ、この骸骨が出てきました。
小さい作品ながら、骨の造形まで細かく作り込まれていて、その完成度に驚かされます。
調べてみると、大友窯SKULLは元ギタリストの方が、メタルやハードコアといった音楽からインスピレーションを受けて髑髏の焼き物を制作しているそうです。
同じくバンド活動をしている身として、どこか音楽的な縁のようなものを感じてしまい、よりお気に入りの作品になりました。
今は箸置きとして使うというより、机の上に置いてインテリアのアクセントとして楽しんでいます。
まとめ
今回の有田陶器市でも、沢山の器との出会いがありました。
形や色、質感の違う器たちを見ていると、音楽やアートと同じように、それぞれに作り手の感性や空気感が宿っているように感じます。
伝統を感じるカップ&ソーサーから、骸骨箸置きのような新しいアプローチの作品まで触れることができ、改めて陶芸の世界の奥深さを感じました。
お気に入りの器でコーヒーを飲む時間は、慌ただしい日常の中で少しだけ気持ちを整えてくれる大切な時間です。
これからも、そんな小さな一目惚れを集めながら暮らしていけたらと思います。


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