ベーシストの僕が、3週間後のライブでギタリストになることになった話
突然ですが、知り合いのアニソンカバーバンドにギタリストとして加入することになりました。
仲良くさせてもらっているボーカルの方から連絡があり、諸事情でギタリストが2人脱退することになり、今後のライブに向けて弾いてくれる人を探しているとのことでした。
彼は私が普段バンド活動をしていることを知っていて、「ギター弾いてくれない?」と声をかけてくれました。
私はほとんど迷うことなく「やります」と返事をしました。
理由はシンプルで、彼と一緒にバンドができる機会を逃したくなかったからです。
彼はとても歌が上手く、個人的にも尊敬しているボーカリストです。歌唱力はもちろん、人を惹きつける魅力がある人でした。
そんな人と同じバンドで音を出せるなら、断る理由はありませんでした。
おそらく全く触ったことのない楽器でもやりますと答えていたでしょう。
もうひとつ理由があります。
私は普段ベーシストとして活動していますが、作曲をする中でギターの重要性を強く感じることが増えていました。
コード感、フレーズ、アレンジ、音作り。曲の骨格に関わる部分をもっと理解したい。そのためには、家で少し触るだけではなく、実際にバンドの中でギターを弾く経験が必要だと思っていました。
そんなタイミングで、この話が舞い込んできたのです。
ただ、問題もありました。
本番はなんと3週間後。
しかもライブ全7曲のうち、今回は3曲だけでも参加してほしいとのこと。準備期間としては、かなり短めです。
さらに私は、長らくギターをDAW上のアンプシミュレーターでしか鳴らしていませんでした。
最後に実機アンプで音を出したのは、学生時代までさかのぼります。おそらく10年近く前です。
エフェクター類もほとんど手放してしまっていたので、
- 家から発掘した年代物のマルチエフェクター
- とりあえず急いで通販で買った激安の歪みエフェクター
という、なかなか心許ない装備でスタートすることになりました。
今回演奏するのはこの3曲です。
- TOM CAT「TOUGH BOY」
- SUPER BEAVER「突破口」
- ゴダイゴ「銀河鉄道999」
ジャンルも世代もバラバラですが、ライブ映えする良い選曲です。
そして何より安心したのは、いきなり超絶技巧の速弾き曲ではなかったことです。もし最初からピロピロ系の難曲だったら、さすがに爆死していたと思います。
担当は、
- TOUGH BOY → バッキングギター
- 銀河鉄道999 → バッキングギター
- 突破口 → リードギター
という形になりました。
突破口でリード担当と聞いたときは少し身構えましたが、オクターブ奏法はそれなりに触ってきたので、なんとか形にはできそうです。
もちろん、“なんとか”の範囲ですが。
ベース歴は長くても、ギターではほぼ新人。
機材も寄せ集め。準備期間は3週間。
それでも、不安より先に面白そうが勝ちました。
慣れた場所で無難にやるより、少し背伸びして新しいことに飛び込むほうが、自分には合っている気がします。
また初心者の気持ちで、一から頑張ってみようと思います。


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