音楽制作をする上で作曲と併せて必要となってくるのが作詞です。
今回は僕が実際に行っている作詞の練習方法についてお話します。
■ 作詞と向き合う中で
音楽制作の中で、作詞は自分の内面を表現するための重要な作業であり、
同時に自分自身を見つめ直す時間でもあると感じています。
ただ、いざ言葉にしようとすると、
語彙の少なさや表現の単調さに悩むことも多く、
本当に伝えたいことがうまく形になっていないのではないかと感じることがありました。
そこでまずは、歌詞という形にとらわれず、
もっと自由に言葉を紡ぐところから始めてみようと思いました。
また、自分の中にあるものだけでなく、
自分にはない発想からもインスピレーションを受けたいという気持ちもありました。
イメージとしては、
平安時代の貴族が和歌を送り合っていたような感覚に近いかもしれません。
■ ChatGPTを使った作詞練習
そこで思いついたのが、
相手役としてChatGPTを使う方法です。
自分が書いた詩を投げかけて、
それに対して別の詩が返ってくる。
一人でも続けられる上に、
自分の中にはなかった表現に触れることができるので、
自然と発想の幅が広がっていく感覚がありました。
■ 3語詩遊びについて
さらに、作詞の練習方法の一つとして、
辞書をランダムに開いて言葉を得るという手法があります。
その考え方を取り入れて、自分なりに形にしたのが「3語詩遊び」です。
流れはとてもシンプルで、
① ChatGPTにランダムな3語を出題してもらう
② その3語を使って詩を紡ぐ
③ その詩に対して、ChatGPTがさらに詩を返す
というやり取りを繰り返していきます。
制約があることで逆に発想が広がり、
考えすぎずに言葉を出せるのが、この遊びの面白いところだと感じています。
■ 実際にやってみる
実際に3語詩遊びをやってみると、
毎回まったく違う方向の言葉が出てくるので、
そこから無理やり意味を繋げていくのが面白いところです。
最初はうまくまとまらなかったり、
無理やり感のある表現になってしまうこともありますが、
それも含めて「遊び」として気軽に続けられるのが良いと感じています。
以下はChatGPTを使って実際にやってみたときの一例です。

ランダムに出てきた言葉に対して、
自分なりに意味を持たせようとする過程で、
普段は選ばないような言葉の組み合わせや、
思いもよらない表現が自然と生まれてきます。
また、それに対して返ってくる詩を読むことで、
「こういう広げ方もあるのか」と気づかされることも多く、
一人でやっているのに対話しているような感覚があります。
■ やってみて感じたこと
3語詩遊びを続けていく中で、
脈絡のない単語をどう結びつけるかを繰り返すうちに、
自然と頭の中で情景を膨らませられるようになってきました。
これまでは、比較的ストレートな表現の歌詞が多かったのですが、
世界観を通して間接的に感情を表現するというやり方にも
少しずつ気づけるようになってきた気がします。
また、この遊びの中で生まれた詩が、
そのまま作曲のきっかけになることもあり、
作詞だけでなく音楽制作全体にも良い影響を与えていると感じています。
ある程度数をこなして詩が溜まってきたら、
Excel形式でまとめて出力してもらい、
データとして保存して、後から見返せるようにもしています。
そのときの気分や発想の断片が残っているので、
時間が経ってから読み返すと、
また違った見え方がするのも面白いところです。
■ まとめ
3語詩遊びは、楽しみながら作詞の練習ができるだけでなく、
その過程自体が一つの創作にもなっていると感じています。
うまく書こうとしなくてもいいし、
むしろ遊びの延長のような感覚で続けられるのが、
この方法の一番の良さかもしれません。
また、ChatGPTに限らず、
Geminiなどの他の対話型AIでも同じように取り組めると思うので、
興味があれば気軽に試してみてほしいです。
もしよければ、僕の曲も歌詞に注目して聴いてもらえると嬉しいです。


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