今回は少し毛色を変えて、
応用情報技術者試験に合格したときの話を書こうと思います。
もともとIT業界とは無縁で、
他業種からのスタートでしたが、
短期間の学習を経て合格することができました。
これから受験する人や、
未経験から挑戦しようと思っている人の参考になれば嬉しいです。
■ 学習開始から合格まで
・2025年8月23日 学習開始
・2025年9月6日 基本情報技術者試験 受験(不合格)
・2025年10月12日 応用情報技術者試験 受験(合格)
約1ヶ月半という短い期間でしたが、
途中で基本情報技術者試験に一度落ちています。
正直、この時点ではかなり手応えがなく、
「本当にいけるのか?」という不安もありました。
それでも学習を続けたことで、
最終的には応用情報技術者試験に合格することができました。
■ 筆者の経歴
29歳、建築学科卒でゼネコンに入社し、
現場監督として働いています。
ITの実務経験はなく、
知識もほぼゼロの状態からのスタートでした。
ただ、PCに苦手意識はなく、
自作PCを組んだりAIなどの技術に興味を持っていたこともあり、
最低限のリテラシーはある状態でした。
建設業界ではITに明るい人が少ないこともあり、
職場ではPCトラブルの相談役になることも多いです。
とはいえ、用語の雰囲気が分かる程度で、
中身の理解まではできていない状態でした。
そこでITの基礎を体系的に学びたいと考え、
情報処理技術者試験を受験することにしました。
応用情報技術者試験は年に2回しか実施されないため、
後期試験の申込みを先に行い、
途中の腕試しとしてCBT方式で受験できる基本情報技術者試験を受けることにしました。
■ 使用した教材
主に以下の参考書を使用しました。
・キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者
図解が多く、初学者でも理解しやすい構成だったため、
全体像を掴むのに非常に役立ちました。
基本情報技術者試験の参考書の内容は殆ど含まれているので、基本情報技術者試験を受ける方も最初からこの参考書を買った方が無駄にならないと思います。

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者 令和08年
・応用情報技術者 科目Bの重点対策
過去問や例題だけでなく解き方のコツなども載っている実践的な参考書でした。
午後試験対策は試験直前の2日間ほどしか時間を割けなかったため、内容にサッと目を通してどの分野を選択するか決めるのに使いました。

2026 応用情報技術者 科目Bの重点対策
■ 勉強方法
勉強の流れとしては、以下のサイクルを繰り返していました。
① 参考書を一通り読む
② 過去問を3年分ほど解いて、自分の苦手分野を把握する
③ 苦手分野を参考書で復習する
④ 過去問を使って苦手分野を重点的に解く
この②〜④を繰り返し、
苦手分野を潰していく形で進めていました。
最初からすべてを理解しようとするのではなく、
「一度全体を見てから弱点を補強する」ことを意識しています。
勉強時間としては平日は30分から1時間、休日で2~3時間ぐらいでした。
平日は仕事があるので通勤や昼休憩などにスマホで過去問を解いていました。
休日はまとまった時間が取れるので参考書を読んだり時間を計りながら過去問を解いたりしていました。
途中でバンドで5日間ほど東京遠征があったのですが、その間は割り切って一切勉強はしませんでした。その分遠征前後の休日はいつもより多めに勉強時間を取って対応しました。
■ ChatGPTの活用
学習の中で、ChatGPT も積極的に活用していました。
主な使い方は以下の通りです。
・過去問の結果をもとに、得意・不得意の分析をしてもらう
・参考書だけでは理解できない部分を質問して解説してもらう
・苦手分野の例題を作成してもらう
特に、苦手分野については過去問だけだと問題数が限られてしまうため、
AIに新しい問題を作ってもらえるのは非常に助かりました。
また、自分の理解度に応じて説明のレベルを調整できる点も便利で、
分からない部分をその場で解消できる環境を作れたことが、
効率よく学習を進められた要因の一つだと思います。
■ 苦労したこと
プログラミング経験がなかったため、
疑似言語に慣れるのにかなり苦労しました。
特に基本情報技術者試験ではプログラミング問題の比重が大きく、
科目Bで点数が伸びず不合格となりました。
また、ネットワークやデータベース分野も、
専門用語やプログラミング的な思考が求められるため、
短期間で完全に理解するのは難しく、
最後まで得点が安定しない分野でした。
基本情報技術者試験はCBT形式だったこともあり、
PC画面と手元のメモ用紙を行き来しながら問題を解くことに慣れず、
試験形式そのものにも苦戦しました。
■ 得点源にした分野
一方で、マネジメントやストラテジ分野については、
情報系の知識がなくても社会人経験があれば対応できる問題が多く、
ここをメインの得点源としていました。
特に工程管理やシステム監査などは、
建設業での実務経験やこれまでの勉強がそのまま活かせたため、
比較的スムーズに理解することができました。
異業種や未経験から受験する場合は、
このあたりの分野を得点源にするのが有効だと思います。
また、応用情報技術者試験は紙ベースでの試験だったため、
一級建築士試験で慣れていたこともあり、
落ち着いて受験することができました。
■ 合格のコツ
情報セキュリティは午後問題で必須なうえ、
午前試験でも頻出の分野なので重点的に学習しました。
実務でも役立つ知識が多く、
今後さらに上位資格を目指すうえでも重要な分野のため、
安定して得点できるようになるまで繰り返し学習するのがおすすめです。
午後試験の選択問題については、
あらかじめ得意分野を決めて対策するのが一般的です。
自分は過去問の感触から、
・情報セキュリティ
・システムアーキテクチャ
・組込みシステム開発
・プロジェクトマネジメント
・システム監査
の5分野を中心に対策していました。
しかし本番の試験で問題を確認したところ、
システムアーキテクチャと組込みシステム開発が想定より難しく、
このままでは得点が伸びないと判断しました。
そこで他の分野にも目を通していたことを活かし、
経営戦略とサービスマネジメントに切り替える判断をしました。
結果的に、この判断が合否を分けたポイントだったと思います。
そのため、選択問題は決め打ちだけに頼るのではなく、
本番での難易度を見て柔軟に判断できるようにしておくことが重要だと感じました。
■ 試験結果
【応用情報技術者試験】
・午前:63.75点
・午後:66.00点
いずれも合格ラインを超えることができました。
午前試験の分野別では、
・ストラテジ系:75%
・マネジメント系:70%
・テクノロジ系:57%
という結果でした。
テクノロジ系はやはり苦手意識があり、
他の分野に比べると得点率が低めになっていますが、
ストラテジ・マネジメント分野でカバーする形になりました。
午後試験では、
・情報セキュリティ
・経営戦略
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査
の分野を選択しました。
事前に想定していた分野とは一部変更しましたが、
結果的にこの判断がうまくハマったと思います。


【基本情報技術者試験】
・科目A:680点
・科目B:550点(不合格)
科目B(プログラミング系)で点数が足りず、
ここが大きな課題として残りました。
この経験があったことで、
自分の苦手分野を明確に把握でき、
その後の学習方針に活かすことができたと思います。

■ まとめ
約1か月半と短期間での挑戦ではありましたが、
苦手分野を分析して重点的に対策することで、
効率よく合格することができました。
未経験からでも、
正しい方法で継続すれば十分に合格できる試験だと思います。
これから受験する方の参考になれば幸いです。


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