今回は私が好きなことの1つであるアートについてお話したいと思います。
美術館巡りが趣味でアート作品は観るものだと思っていた私が、ギャラリーでアート作品を購入することになったお話です。
■きっかけ
私は芸術の知識がある訳ではありませんが、昔から絵を見ることが好きで美術館によく行っていました。美術館巡りをする中で、徐々に現代アートに興味を持つようになりました。
最初はただ作品を「観る」ことを楽しんでいましたが、 福岡のアートフェアに足を運び、数多くの作品に触れる中で、 美術館だけでなく画廊やギャラリーで開催される個展にも興味を持つようになりました。
そして次第に、 「鑑賞するだけでなく、自分で所有する」ということにも惹かれるようになります。
きっかけの一つは、 宮津大輔さんの存在でした。 サラリーマンとして働きながらアート作品を収集し、 最終的には美術館館長にまでなったという話を知り、 「アートは一部の特別な人のものではない」と感じるようになりました。
また、映画『ハーブ&ドロシー』で描かれる、 決して裕福ではない生活の中でコツコツと作品を集め、 世界的なコレクターとなった夫婦の姿にも強く影響を受けました。
そうした積み重ねの中で、 自分も実際に作品を購入してみたいという気持ちが自然と生まれていきました。
■ 初めてのギャラリーでの購入体験
初めてギャラリーで作品を購入したのは、 福岡市内にある モノノアハレヲさんで開催されていた 佐藤翼さんの個展でした。
展示されていた作品は、 黒一色を基調としながらも、 どこか不気味な迫力と、民族的な力強さ、 そして温かみのようなものが同時に感じられる独特の世界観を持っていました。
その中で特に惹かれた版画作品を1点、思い切って購入しました。
■ 実際に買ってみて感じたこと
金額としては決して大きな買い物ではありませんでしたが、 ギャラリーの椅子に座り、 作品について話をしながら売買契約を進める時間には、 独特の緊張感がありました。
「今、自分はアートを買っているんだ」という実感がじわじわと湧いてきて、 どこか非日常的な体験だったのを覚えています。
■ 手元に届いてからの時間
しばらくして個展が終了し、作品が発送されてきました。
久しぶりに対面したその作品は、 やはりとても魅力的で、 早く飾りたい気持ちを抑えつつも、 まずは額装の準備をすることにしました。
作品を持って近所の額縁屋に行き、 額装を依頼するという体験もまた、 日常の中ではなかなか味わえない新鮮なものでした。
完成した作品を持ち帰り、 どこに飾るか悩みながら部屋を見渡す時間も楽しく、 最終的に「ここだ」と思える場所に飾りました。
■ 生活の中にアートがあるということ
見慣れた部屋に1枚のアート作品が加わるだけで、 空間の雰囲気は大きく変わります。
そして何より、 自分が選んだ作品を所有しているという感覚が、 日常に小さな満足感をもたらしてくれます。
朝、出かける準備をしているときや、 仕事から帰って晩酌をしているとき、 ふと作品が目に入るたびに、 言葉にしがたい心地よさを感じています。
■作品紹介

今回購入したのは、 佐藤翼さんの「capture」という版画作品です。
不気味さとマスコットキャラクターのような可愛らしさが同居する、 アンバランスな魅力に強く惹かれました。
他にもいくつか候補がありましたが、 ワンルームで日常的に目に入る場所に飾ることを考えたときに、 あまりにも迫力が強すぎるものや不気味さが前面に出すぎているものは、 見ていて疲れてしまう可能性もあると感じました。
その点、この作品は程よく柔らかさもあり、 結果的にとても良い選択だったと思っています。
■これからの楽しみ
アート作品をコレクションするということは、 その人の美意識が形として現れる行為でもあると感じました。
どんな作品に惹かれ、 何を選び取るのか。
それ自体が自分という人間を表しているようで、 とても面白い体験です。
いつか叶えたいことの一つとして、 自分が集めた作品を展示する「ヨウハコレクション展」を開いてみたいと思うようになりました。
憧れの作家も少しずつ見つかってきたので、 これからも自分のペースで、 心に引っかかった作品をゆっくりと集めていきたいと思います。
■まとめ
アートは「観るもの」だと思っていましたが、 実際に購入してみることで、 「持つもの」としての魅力を強く実感しました。
少し勇気は必要ですが、 その一歩を踏み出すことで、 日常の中に新しい楽しみが増えるのは間違いありません。
もし興味がある方は、 まずはギャラリーに足を運んで作品を眺めるところからでも、 十分に楽しめると思います。



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